RESEARCH

特許・研究

神が与えた地球最後の資源/海洋性腐植土(腐植物質)は、今日まで物質の解析や基礎研究が日本腐植物質学会をはじめ、土壌学や理化学(分析化学)等の学識経験者の間で礎がなされてきました。
この腐植土のさらなる研究と応用は朽ちていく地球の環境保全や人間の生命を救い、「地球を丸ごと洗濯」してくれる本当に残された最後の資源です。

実験課題

嫌気性細菌に対する腐植物質抽出液(マリネックス)の殺菌効果および速度の観察

実験場所

(A)当社/工場内滅菌室
(B)オリンパス株式会社大阪支社/展示場

実験方法

(A)検体/大阪市長居公園砂場の砂に生息する大腸菌を精製水で洗い、その検水を顕微鏡で観察する。
(B)大腸菌の遊泳する検水にマリネックス100倍希釈液を1滴添加、観察する。

実験期間

平成14年1月30日~2月7日

実験方法

■結果内容
検水を顕微鏡に映し出された鏡面で観察すると、10~15個の大腸菌が遊泳しており、その他にも微細な菌(一般細菌)も動いているのが確認できた。
その状況にマリネックス100倍希釈液を1滴添加すると、大腸菌やその他の微細な菌も静止した。
特に大腸菌は生存中は細長い形態でピコピコと動いていたのが、3~4分の1程度に小さい破片状の形態に分散していた。
細胞が破砕されたもので即殺した。
この結果内容を受け、当顕微鏡には撮影装置が装備されていないため、メーカーの展示場でデモ機を使用してテレビモニターやデジタルカメラに映し出して確認した結果も、自社内の実験同様の結果を得た。
添付写真はマリネックス処理後の写真である。


■結果考察
以前から腐植物質抽出液は殺菌・抗菌が認められており、今回対象とした大腸菌は増殖力が激しく、1個の菌が1分間に6億個に増殖すると言われている。 この結果とは別に別途実験(大阪府立大学/魚病菌の殺菌効果)でも確認され、担当教授もコメントされた通り、この効果の判定は強い酸性域か、含有成分によるものか断定については今後の課題と言われたが、私的見解として相乗効果と見るのが妥当と推察する。